「やりがい搾取」と時代の流れ



「やりがい搾取」とは

東京大学の本田由紀教授が唱えた概念で、経営者が社員に対して「夢」や「やりがい」を強く意識させることで労働力を不当に利用するというものらしい。

このような考え方が世の流れとなっていくと思うと

自分が変わらなければ取り残されると危機感を感じてしまう。

それは、今までの自分の人生を支えてきたのが「夢」や「やりがい」であるし

それが根幹であったからだ。。

開業時には、自分自身・そして社員と共に「夢」や「やりがい」を語り合いながら未来を目指した。

正直、私もスタッフも夜中まで働き続けた。

まさに、ブラック。

確かに、創業期において我々は「夢」や「やりがい」と共にあったことは事実だが

それを不正利用したという意識はなかった。

今でも彼らに会うと、その当時の経験が今の自分に役立っていると言う。

これは非常に重要なことだと思う。

しかし、今日本の厨房ではある異変が起こっている。

それは修行意識の変化だ。

これだけグローバル化が進んできた今、厨房内にも海外のスタッフがいる場合も珍しくなくなってきた。

そんな人種混合チームの中で、昔ならば日本人がコツコツ仕事をして、海外のスタッフはそそくさと帰ってしまうのが常であったが、今はそれが逆転しているようだ。

つまり、日本人は時間通りに帰り、海外スタッフが熱心に居残りしてでもシェフの手伝いをしたり、スキルを教えて欲しいと頑張る光景が繰り返されていると言うのだ。

今は外国人に労働や立場・地位を奪われていくだけですんでいるが

あと2.3年もすればそこにAIが正々堂々と参入してくる。

本田宗一郎・松下幸之助・・・・

過去の偉人たちが作り上げた日本のあり方が大きく変わろうとしている。

大きな流れには逆らわぬこと。

つまり、大きく変わっていくこの潮流は認めざるを得ない。

その上でどうするか。

これを考える事がこれからの日本にとっては大事なこととなる。


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